tnaru@asean

ベトナムを中心とするアセアン(ASEAN)諸国に関する情報ページ。あと、時々書評とか。

Category: スポンサー広告  Tags: ---
Response: ------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: 旧Version  Tags: ベトナム  地震  
Response: Comment 0  Trackback 1

ベトナムでも日本の原発事故の影響が騒がれています。

2011年3月11日の日本の東日本大震災に伴い、ベトナムでも様々なインパクトが少しずつ出てきています。

ベトナムの英字新聞「Vietnam News」(電子版)では、以下のような見出しの記事が出ています。


日本製品の輸入には放射能安全の証明が必要
(原文:Japanese imports require radiation safety certificate

放射能漏れは(ベトナム国内)の人体には影響がないであろう
(原文;Radioactive could "will have no impact on People's health")


1.地震直後の反応は?

地震当日は、日本に知り合いのベトナム人はメールやチャットなどで、日本在住ベトナム人との連絡をひっきりなしに取っていました。

総務省統計局の「世界の統計2010」によると、日本にはベトナム人が4万人いるとのことです(出所:世界の統計2010第2章「在留資格別外国人登録者数(2008年)」)。同数値の都道府県別登録者数は同統計から確認ができませんが、東京を中心とした関東や東北にも多くのベトナム人が在住されているのかと思われます。

ご存知のとおり、ベトナムに地震はほぼ皆無です。若干ベトナムとラオスの国境の山岳地帯で地震が観測されているようですが、その他の地域では滅多におきないとのことです。現在、一緒に働く職場の人間に聞いても、「30年前に一度小さな揺れがあったことを記憶している」といった程度で、地震自体はまるで怪奇現象に近いもののように写っているようです。

一方、日本にいるベトナム人は、特に今回の地震ではパニックに陥ったようです。従い、冒頭のようなやり取りが普段以上に活発なやり取りがなされていたように思います。

そんなベトナム人から入ってきた情報は福島原発の放射能漏れの影響が日本全国からフィリピンまで達するといったものでした。「情報源は?」と彼らに問うと、「イギリスのBBCのサイト」とのことでした。しかし、実際に同サイトを確認しても、そのような記事は記載されていません。誰かが言い出したことに、「BBCのサイトに『フィリピンまで放射能が飛散している』」と発展していったのだとお思います。

ベトナムでは他のいわゆる途上国と同様に「BBC」と「CNN」は信頼できるニュースソースとして度々引用されます。今回の地震のケースでは自分が言っていることに信頼性を持たせるがゆえに、情報元が「BBC」といった噂レベルの情報が流れたのだと思います。

2.そして、震災から約2週間ほどたって

地震直後から、「日本の家族や親戚は大丈夫か?」と多くのベトナム人に聞かれます。自分の職場の同僚からはもちろんのこと、ベトナム人の知り合いや、タバコ屋のおばちゃんまで。皆、心配してくれているのと好奇心の半々かなとも思います。

また、ベトナム各地でも義捐金を集める活動が始まっているそうです。ある日系企業では全従業員が給与の1日分を寄付することに決めたとの話も聞きました。いつも「ベトナム人の給料は高いか安いか」などを話題にしていることが少し恥ずかしく思った瞬間です。

ところで、ベトナムへ進出する日系企業にも出身地方により影響が出ているようです。日本の工場の代替地として増産を進める必要がある会社、生産調整として減産をする企業が出てきているようです。中には「一切関係なし」として、通常どおりに活動する企業もあったりします。

新聞報道から、食品関連企業が、これから相当に面倒な作業に直面することが予想されます。

日本製品の輸入には放射能安全の証明が必要
(原文:Japanese imports require radiation safety certificate

同記事では、保険省の食品衛生局局長から、以下のようなコメントが記載されています。

"To control food possibly affected by radioactivity, we asked Japan's import-export companies to provide certificates of radioactive safety for their food, and they agreed with our proposal,"



放射能漏れに対する、食品安全証明書の提出が義務付けられるようになりそうです。

最近は農水産物の日本からの輸出を目的に日本の農業団体などのベトナムへの日参が続いていると聞いたばかりです。しかし、今回の原発事故で、上記の新たな基準値作成の動きです。この手の規制が発生するときは、誰かが必ず群がってくるのは日本もベトナムも一緒でしょう。

最後に、先ほどの「噂」の続きですが、3月24日付けの現地英字新聞「Vietnam News」(電子版)に下記の記事が出てきました。震災直後に飛び交った「噂」が、そのまま記事になっています。

(見出し)
Radioactive cloud ‘will have no impact on people's health'

同記事で、原子力科学技術研究所(Institute for Nuclear Science and Technology)の所長 Trinh Van Giap氏のコメントとして、下記が記載されていました。

"The cloud has hit the Philippines and it is expected to arrive in the southern region of Viet Nam first before moving over other regions of the country,"
(放射能を帯びた雲がフィリピンに達し、ベトナム南部にまず達するだろう)



実際に今回の原発の放射能物質がフィリピンまで及ぶのかは知りません。ただ、「うーん」と考えされられるものがあります。あまりにも日本での放射能の拡散に関して出てくる情報と乖離がありすぎるような…。

ベトナムは「噂」社会です。まだ、誰かに検証された情報が紙媒体や電子媒体で伝達されるというより、人から人へ、よく言えば「口承」で情報が伝播していきます。従い、本当かウソかわからないようなことが、各地で飛び交っています。「情報ソースは?」といえば、「BBC」や「CNN」がお決まりの回答です。

私はいわゆる途上国と言われる国で、情報源が「BBC」や「CNN」と回答を受けたときは「それは、知りません」という回答と同義語で解釈しています。ここ、ベトナムでもその解釈方法は当てはまるようです。

3.今回の地震から…
そして、今回の地震からいろんなことを感じました。ベトナム人は心温かいんだなということ。そして、風評被害が日本でも騒がれていますが、ここベトナムへも飛び火してくること。

ただ、最後に一番つらかったのが、海外からの安否確認が非常に大変だということ。国際電話は若干優先的に国内へ連絡をつなげてくれていたようです。ただ、電話番号がわからないと、連絡がつかない。「104」は国際電話でつながらないんですね。今回はじめて知りました。だから、電話番号がわからないとコンタクトが取れない。

なお、安否確認の伝言サービスは数日後から国際電話からも確認できるようになりました。
スポンサーサイト

テーマ : ベトナム    ジャンル : 海外情報


Trackbacks

いまだ終息に向う気配を見せない暴走機、福島第一原発・・・手を変え品を変え暴走に歯止めをかけようと尽力する東京電力や保安院そして事態の重大さを消極的に装う日本政府その裏には何があるんだろう??はじめは日本国民の混乱を防ぐためなのかなぁとも思ってたけどもう...

Comments

Leave a Comment


Body
07 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
 
 
 
プロフィール

tnaru

Author:tnaru
30代 男
ベトナム在住。ベンチャー企業で働いてます。
将来はベトナムを中心としたASEAN諸国で何かしたいと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

 
 
QRコード
QRコード
 
 
 
 
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。