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ベトナムを中心とするアセアン(ASEAN)諸国に関する情報ページ。あと、時々書評とか。

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ベトナム外国投資企業の特徴ーPCI2010(各省競争力指数)より

ベトナム商工会議所アメリカ開発庁(USAID)により発表されたPCI2010(各省別競争力指数)で、日本を含むベトナム全土で展開する各国外資系企業の概要がわかります。

同レポートでは、「平均的ベトナム進出企業」は「小規模(50人から299人)」、「輸出志向型」、「大手企業向け下請け企業」と分析結果として描いています。ベトナムへの外資企業の参入が始まって20年ほどと考えると、これからの国となるのだと思います。

ベトナム統計局(GSO:General Statisitc Office)によると、2009年の調査で5,620社がベトナムに外資系企業として登録しているようです。そのうち、20%にあたるの1,155社、45カ国の企業がPCI2010への回答をしています。なお、下記カッコ内はPCIへ回答したサンプル企業の割合です。

なお、同企業数はベトナム国内の納税レポートより算出したものです。従って、納税義務が発生しない「駐在員事務所」は同数値に含まれていません。

1.ベトナム投資形態別の企業のかたち
・100%独資投資企業:82.95%(84.35%)
・ベトナム民間企業との合弁企業:16.36%(4.84%)
・ベトナム国営企業との合弁企業:登録なし(4.55%)
・ベトナム国内企業としての登録:0.46%(2.52%)
・海外ベトナム資本企業との現地合弁企業:回答なし(0.61%)
・その他;0.23%(3.13%)

⇒ベトナムの外資系企業は100%独資で進出形が一番多いようです。

2.セクター別ベトナム外資系企業のかたち
・製造業:59.44%(64.59%)
・建設/インフラ投資企業:4.72%(4.09%)
・サービス/商業;28.39%(28.02%)
・農業/林業/水産業:1.03%(0.86%)
・財政/銀行/保険:0.55%(1.31%)

⇒ベトナムの外資系企業は製造業が一番多いようです。

3.従業員数別ベトナム外資系企業の規模
・5人以下:4.18%
・5人以上9人以下:6.79%(5.99%)
・10人以上49人以下:29.67%(31.79%)
・50人以上299人以下:30.95%(31.35%)
・300人以上399人以下:7.64%(6.38%)
・400人以上499人以下:7.09%(7.26%)
・500人以上999人以下:6.88%(7.17%)
・1000人以上:7.81%(7.13%)

⇒ベトナムの外資系企業は50人から299人以下の従業員数が一番多いようです。
これをベトナム同調査の国内企業平均と比較すると、ベトナム国内企業の平均従業員数が10人から49人のため、ベトナム外資系企業の方が従業員規模において、大きいことがわかります。

4.投資金額別ベトナムの外資系企業
・$25,000未満:2.25%(2.52%)
・$25,000以上 $50,000未満;2.17%(1.39%)
・$50,000以上 $250,00未満:12.75%(15.85%)
・$250,00以上 $500,000未満:11.71%(8.75%)
・$500,000以上 $2.500,000未満:36.04%(35.14%)
・$2,500,000以上 $10,000,000未満:22.83%(23.13%)
・$10,000,000以上 $25,000,000未満:7.29%(7.62%)
・$25,000,000以上:4.97%(5.61%)

⇒ベトナムへの外資系企業の投資金額は$500,000以上2,500,000未満の投資額が一番多いようです。
(1ドル=100円の場合、5,000万円から2億5千万円規模)
同調査のベトナム国内資本企業平均資本金額が$500,000です。投資金額と資本金規模の単純比較はできませんが、約10倍の開きがあるといえそうです。

5.ベトナムの外資系企業の主な売り先

・国営企業向け販売:2.8%(3.52%)
・省庁向け販売:0.9%(1.42%)
・国内民間・個人向け販売:13.0%(15.55%)
・国内外資系企業向け販売:16.2%(24.51%)
・海外向け輸出(出身国):58.6%(49.61%)
・海外向け輸出(第3国向け):8.25(5.39%)

⇒ベトナムの外資企業は本国向けの輸出が主な活動のようです。
ベトナム企業はまだ国内企業・個人向け販売が中心です。参考までに、同レポートにあるFDI統計によると、外資系企業によるベトナム現地企業からの中間財調達率は38%のみだそうです。残りは海外からの調達になります。

6.そして、思うこと
ベトナム政府は外資系企業をベトナム国内経済成長を目的に積極的に受け入れてきました。20年前はベトナム全体のGDP5%程度ほどだったものが、2010年には前年比20%ダウンと言われている中、GDPの10%を占めるまでになっています。また、ASEAN諸国の中では外国投資受け入れ金額は3番目になると同レポートでは言及しています。

引き続き外資系企業の位置づけがベトナム経済のけん引役となりそうです。そして、ベトナム政府は外国投資企業からいかに国内産業への発展へつなげるか検討しているようです。外資系企業はベトナム国内調達率を高めたい意向を強く持っています。もちろん、ベトナム企業も外資系企業と取引をしたい。ベトナム政府、外資系企業、ベトナム国内企業の3者が皆「つながりたい」と思っているのに、つながりません。

何でですかね?????

政府の実務能力の底上げ、ベトナム民間企業の底上げ、外資系民間企業の歩み寄り?PCI2010は「政府の実務能力の底上げ」と「民間企業の底上げ」について、さらに詳しく分析しています。政府のダメさやワイロの頻度など…。さすが、アメリカ。言うことは言う。日本の調査レポートでは見られない内容です。

つづく






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テーマ : ベトナム    ジャンル : 海外情報


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プロフィール

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Author:tnaru
30代 男
ベトナム在住。ベンチャー企業で働いてます。
将来はベトナムを中心としたASEAN諸国で何かしたいと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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