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ベトナムを中心とするアセアン(ASEAN)諸国に関する情報ページ。あと、時々書評とか。

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なぜ、ベトナムか?②

前回の続きです。

「なぜ、ベトナムか」の問いについて、今回もまとめてみました。


日本との類似性点②:日本から輸入された多くの言葉がある。
ベトナム語の起源は中国語になるかと思います。そして、大半の言葉が中国語を起源とし、時代の流れとともに人、モノ、情報の流れと共に、中国から直接伝わってきたものと思います。

一方で、日本から直接ベトナムに輸入された言葉もあります。いわゆる20世紀初頭より始まった東遊(ドンズー)運動を通じ、多くの日本語がベトナムへ持ち帰られたそうです。特にファン・ボイ・チャウ氏の功績は大きく、日本の考え方をベトナムに伝えるにあたって、日本語をそのままベトナム語に置き換え、ベトナムで広めたと言われています。

この事実は多くのベトナム人も日本人も忘れ去られてしまったようですが。

いずれにしろ、日本語を自国の文化・価値観として受け入れてもらったことがあるという事実は、日本語を母国語とする日本人にとって、大変うれしいことです。

ただ、私がここで一番大切だと思うことは、ベトナムが日本から自主的に学んだ過去・経験を持っているということであり、ベトナム人が評価・学ぼうとする「良さ」を日本が持っているということです。ここまで日本を高く評価し、その学びを実践までした国はあまりないと思います。

従い、日本企業・日本人がベトナムで活動をする際、「日本から学びたい」と考える人々と一緒に活動をすることができます。こんなに心強い環境はありません。

日本の類似点③:なぜかアメリカが好き

日本は過去にアメリカと戦争をしました。そして、大空襲や原爆の被害を受けています。ベトナムもベトナム戦争でアメリカと戦争を経験し、多くの被害を受けています。

それなのに、なぜかアメリカが好きと考える人が多くいます。

その理由は教育で私達日本人もベトナム人もそのように洗脳されたのかもしれません。その経緯や理由はあまり大事ではないと思います。

私が大事だと思う点は、アメリカのどこが好きか、悔しいけど憧れてしまう点はアメリカの何なのかという問いに日本人もベトナム人も同じ答えを持つという点です。言い換えれば、日本人もベトナム人も「好きなもの」を共有できる価値観を持っているという点です。

私が思う日本人のアメリカの好きな点はまず、「経済的豊かさ」だと思います。今や日本もアメリカとさほど変わらない経済力を持ち合わせていますが、アメリカに追いつき追い越せと戦後日本が進んできた歴史を踏まえると、アメリカの経済的豊かさは多くの日本人にとって憧れであり、今も好きな部分の一つに入ると思います。

そして、2点目はアメリカの「新たな挑戦を尊重する価値観」です。アメリカは新たな挑戦の失敗に対し寛容であり、社会全体が挑戦者を後押ししているように目に写ります。この価値観が日本人にもベトナム人にもアメリカを好きになる理由であり、一種憧れの感を抱くのだと思います。

ところで、この点において日本とベトナムは異なります。日本は「新たな挑戦」へ向かう人もあまりでなければ、挑戦し失敗した人を「やっぱりね」と時に冷たく迎え入れることが多いと思います。ベトナム人は「新たな挑戦」を憧れのままでは終わらせません。実際に行動に移し、多くの失敗者が現れます。ただ、社会も失敗者に対し比較的寛容で、次の挑戦を後押しする価値観が社会全体に醸造されているように思います。

従い、日本もベトナムも「経済的豊かさ」を是とし、また「新たな挑戦」を是とする共通う点を有していると言えると思います。

参考までに、発展途上国に対する国際協力の現場で「零細・中小企業支援」や「マイクロクレジット/マイクロファイナンス」という言葉が飛び交っています。これは貧困層に起業を促し、企業活動を通じて支援していこうという取り組みです。この取り組みの課題の一つとして、起業家精神を途上国の人々は持ち合わせていないという指摘が度々なされます。この点からも、起業意欲に沸くベトナムは稀有な国ともいえるかもしれません。

結論:やっぱりベトナムで上手くいかなかったら、他の国でもうまくいかない。
違いが明確化されている方が両者の違いを尊重でき、上手くいくという考え方もあるかと思います。ただ、この考え方は例えば夫婦関係など、完全なる個人対個人の関係や対等の関係があるべき姿として前提となる時に成立するのだと思います。

一方、ベトナムでの事業やベトナム進出は「主導権を日本人が握りながら、いかに上手くやって行くか」という点で、前者の考え方とは前提条件が異なると思います。従い、主導権を握りやすい環境と、上手く何かを実施できる関係性が必要になってきます。

この時、日本とベトナムの類似性は稀な偶然が重なりあった、特別の類似性があると思います。ベトナムでは、宗教という日本人が最も不得手とする難問に向き合う必要がない。そして、「日本への憧れ」という感情だけではなく、過去に日本から自主的に学んだという経験もベトナム人が持っている。さらに、憧れの未来まで同じようなものを共有できる。

こんなに、日本人が主導権を発揮しやすく、現地の人と協力しながら何かを実施していける環境は他国には求められないと思います。

いわば、ベトナムは日本人の海外進出にあたってのエントリーレベルの国と言えると思います。

ところで、私は海外での事業実施はベトナムが初めてです。物事が上手く進まず悩み続ける毎日です。だから、ベトナムでの事業実施が決して簡単だとは思いません。ただ、ベトナムでの苦労は他国での事業実施と比較すると、簡単な問題なのだろうなと自分に言い聞かせる日々が続いています。
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テーマ : ベトナム    ジャンル : 海外情報


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プロフィール

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Author:tnaru
30代 男
ベトナム在住。ベンチャー企業で働いてます。
将来はベトナムを中心としたASEAN諸国で何かしたいと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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