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ベトナムを中心とするアセアン(ASEAN)諸国に関する情報ページ。あと、時々書評とか。

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サラリーマン「再起動」マニュアル

今回ご紹介する本は「サラリーマン『再起動』マニュアル」です。
自分がベトナムに出るという選択をしたことに、「本当にいい選択だったのか?」と自問自答する時があります。そんな時に、同書をパラパラとめくり「まっ、悪くないか」と思わせてもらっています。

サラリーマン「再起動」マニュアル
大前 研一
4093794545



目 次:
【イントロダクション】 志のあるサラリーマンは、きつい仕事をいとわない
第1章 [現状認識] なぜ今「再起動」が必要か?
第2章 [基礎編] 「再起動」のための準備運動
第3章 [実践編] 「中年総合力」を身につける
第4章 [事業分析編] ”新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章 [メディア編] 「ウエブ2.0」時代のシー・チェンジ
【エピローグ】 新大陸の”メシの種”はここにある



同書は2008年に大前研一氏により、執筆された著書です。

 同氏はウインドウズが登場した1985年を「AG元年:After Gates(ビルゲイツ後)」と呼びます。同書では、AG元年である1985年以降、新しい経済環境が創出されたと指摘します。そして、この経済環境を読み切り「勝ち残っていけ!」、もしくは「生き残っていけ!」とメッセージを送ると同時に、その術を本書を通じて説いています。

 ここで、新しい経済環境とは「アナログ時代の古い経済環境」の対比語であり、インターネットに代表される「デジタルが時代の経済環境」のことと定義づけます。そして、この時代の特徴は弱肉強食であり、生き残るためにはリスクを取らなければならない時代になったと指摘します。

 この経済環境の変化はインターネットなどの通信技術の発達によりおこりました。通信技術の発達により、仕事はプロジェクトベースで進めることが多くなり、必然的に「序列型」から「フラット型」へと移行せざるを得ない環境になると同氏は予想します。

 この環境下で生き抜くには「自分の人生は自分で支配する」という意識をまずもつことであり、その意識をベースに、自分を「再起動」させなければならないと説きます。

 では、「フラット型」へ移行した時代に自分を「再起動」させる方法には何があるか?

 同書が指摘するのはまず、「時間の使い方」、「お金の使い方」そして、「住む場所」を変えることです。「住む場所を変える」とは半ば「お金を節約する」という意味もあるので、極限すると「お金と時間の使い方を変える」と読み替えてもいいかもしれません。

 これらによってねん出したお金と時間を利用して、4年~5年を目安に「再起動」を続けていくことがこれからの人たちにとって重要であると説いています。インプットを続け、それを自分なりに醸成し、整理していくこと。この一連のサイクルを続け、アウトプットの形として「発想力」と「構想力」を高めよと主張します。このアウトプットの質を高めるためにも、自分自身の学習で完結させるだけでなく、他者とのコミュニケーションが非常に重要な要素になると説いています。

 ここで、再起動を続けて目指すべき姿は何か?

 同書は「総合力(=経営力)」と指摘します。上記を実践していれば、おのずと辿り着くのかもしれません。ただ、目指す姿として「総合力(=経営力)」を常に念頭に入れて置いているか否かで、数年後に出来上がる自分自身の姿はことなるかもしれません。また、その能力が身につくスピードも異なるかもしれません。
 
 そして、同書が指摘する「総合力(=経営力」)で見落としてはいけないポイントは「見えないものを全世界ベースでみる力」です。「見えないのだから、見えない」と突っ込みを入れたいところですが、私なりにここを理解すると、それを可能にする人的ネットワークを確立せよというメッセージだと思います。

 第3章の [事業分析編] ”新大陸エクセレントカンパニー”の条件として、著者はいくつかの企業を紹介しています。
 
同社のポイントは「業界」にこだわりを持たず商いをしている点である。「業界」の中で如何に効率よく商いを展開するのかといった発想ではなく、どの方向に進むのかといった「方向感覚」に優れた企業として位置付けている。



同社のポイントは「数字」ではなく「発想とコンセプト」により事業を展開していることである。仮説を検証し、システムを作り上げていくといった手法はこれからの商いに非常に有益なアプローチ方法となる。
  • 検索エンジン「グーグル」
同社のポイントは「自由な組織」にある。ピラミッド型が主流の企業組織において、フラット型の自由な組織を実践している。これにより、「予測不能」な自体や「組織自体のフリーズ」といった課題に対処できる組織体が出来上がっている。

同社の強みは現場力です。現場力を高めることで2週間で新商品を開発し、全世界に届けるシステムを構築しました。

 最後に気になる、「[エピローグ] 新大陸の”メシの種”はここにある」です。同書では、
  • 健康な高齢者のマーケット
  • 一人暮らしの孤独を癒すマーケット
  • 団塊ジュニアの結婚マーケット
  • 犬・猫のペットマーケット
を上げています。

 そして、これらのマーケットに「外向き、上向き、前向き」の戦略で攻めていけと主張しています。

 ここはちょっと、ずるいですね。2008年に書かれた書物とはいえ、既に話題になっていたものばかりです。

 ただ、本書を通じて考えさせられることは、インターネットに代表される通信革命によって、本当に多くのものが従来の方式では通用しなくなり、新たな取り組みに変化している時代だということです。

 この変革の時代に、自分をどのように「再起動」させ、どこまでやっていけるのか。手っ取り早い方法は海外に出てしまうことかもしれません。これまでと違った環境で生活するだけで、「再起動」ができそうです。

 自分を奮い立たせるには十分な1冊です。

サラリーマン「再起動」マニュアル
大前 研一

4093794545

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プロフィール

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Author:tnaru
30代 男
ベトナム在住。ベンチャー企業で働いてます。
将来はベトナムを中心としたASEAN諸国で何かしたいと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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