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ベトナムを中心とするアセアン(ASEAN)諸国に関する情報ページ。あと、時々書評とか。

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【書棚】ベトナム進出・投資実務Q&A

ベトナム進出に関する実務者向け書籍が毎年出版されています。
同書は2010年8月に出版されました。2010年10月現在においてベトナム投資実務を取り扱った書籍としては、最新のものになるかと思います。

ベトナム進出・投資実務Q&A―これ1冊でまるごとわかる!
みらいコンサルティング ベトナム経済研究所
4526065064



目 次
資料01:ベトナム法律に関する表記の読み方
資料02:アルファベット表記の一覧
第1章:概要~ベトナムビジネスこれだけは
第2章:ベトナム進出関連情報ーベトナム進出をするために
第3章:金融情報―資金調達方法と証券市場の状況
第4章:ベトナム会計・税務ーベトナムの会計・税務Q&A
第5章:ベトナム会社法務―ベトナムの法務Q&A
第6章:ベトナム人事労務―ベトナムの人事労務Q&A
資料03:勘定科目の体系
資料04:貸借対照表(見本)
資料05:損益計算書(見本)
資料06:キャッシュフロー計算書(見本)
資料07:注記・付属明細表(見本)
資料08:共通投資法の目次
資料09:統一企業法の目次
資料10:知的財産権の目次
資料11:労働法の目次



同書は、私がこれまで業務上で「後で調べよう」と思って手つかずにしていた問題に、色々と回答してくれました。全体で200ページ程にまとまっており、非常に勉強になります。実務者向けゆえに日常業務の疑問点をコンパクトに整理し、コンパクトに回答をするという、すごい人たちがいるものです。

以下、私の日常業務からの疑問点と同書から得た回答を整理してみました。

1.ベトナム国内の法令関連文章の位置づけが理解できました。:
ベトナムでは毎月、毎日のように政府関連文章が発行されます。これはベトナムのような国全体の体制を再構築している国では当たり前のことだとは思います。しかし、最新情報として情報を入手しても、それがどの程度法的優先順位があるものなのか、発行主体がどこになるのかなど分からず、半ばアップデートを放棄していました。
同書により、どの政府発行文章がどのような位置づけになっているか、全体像の把握がしやすくなりました。恐らく、この各法律文章の優先度や発行主体を整理して記述している市販の書物は本書以外にはないと思います。

2.各種ベトナム関連数値データの整理とアップデートができました。:
各所から山のようにベトナム関連数値がアップデートされます。一方、ピンポイントで数値を探しだそうとすると、情報へのアクセスが非常に困難なのがベトナムです。これは情報配信がベトナム語によることからおこる「言語」の問題と、情報公開が未だ積極的ではない「政策的」なものと2つによりおこります。
私の場合、情報へのアクセスが「言語」により困難な場合が多いです。同書によりこれまで「言語」の壁でアクセスできなかったり、整理しきれていない情報をアップデートすることが可能となりました。

3.ベトナム国内工業団地の土地リース価格(目安)がわかりました。:
工業団地の土地リース代がどの程度するのか、かねてからの疑問でした。この数値が各工業団地ごとに記載されています。「へー」と半ば感慨にふけながら数値を比較することが可能です。

4.ベトナムの金融関連情報について整理された情報で理解できました。:

金融業界、通貨為替政策、証券市場の各種動向が約10年のスパンで傾向分析がされています。これら動向は様々なところから断片的に入手可能なのですが、このようにコンパクトかつ数値データにより整理分析された情報の入手に苦心していました。
また、政府の意向も合わせて記述されているため、少なくとも今後数年間のマクロベースでの政府動向に対して、予想を立てることが可能です。
圧巻なのは金融業界に対する記述です。本書出版年月が2010年8月ですが、同年5月の情報を元に銀行・保険業界について記述されています。とりわけ変化の激しいベトナム金融業界をこの情報の新鮮さで把握できることは大変助かります。

5.各種重要関連法規の目次が掲載―全体像の把握ができました。:
資料には各種法律の目次が掲載されています。この目次により各種法律がどのような体系で構築されているのか、全体像を把握することが可能です。
ベトナムだけに限らないと思いますが、情報の一部分だけが手元に回ってくる場合が多く、全体像の中でどのようにその入手情報を位置づければいいのか戸惑う場合が多々あります。
ベトナムでは情報の多くは当然ベトナム語であり、時々英語、あったの日本語?という環境になります。こんな時、日本語で整理された全体像があると大変助かります。

6.まとめ
同書を記述した方々は、ベトナムで苦労されたんだろうなというのが読語の感想です。手探りで各種情報を収集し、自分なりに整理された情報を同書籍に公開されたのかと思います。
ベトナムで実務を実施している人だから分かる日常業務の疑問点を整理し、それに対して実務者向けゆえにコンパクトに回答をするという、すごい人たちがいるものだと、改めて思いました。
ただ、「これ一冊で丸ごと分かる」という副題は執筆者の方々の意向というより、出版社側の意向なのかなと思います。自分だったら、「この一冊でベトナム基本情報が整理できる」とかにするかもしれません。ただ、これだと売れないんでしょうね。

ベトナム進出・投資実務Q&A―これ1冊でまるごとわかる!
みらいコンサルティング ベトナム経済研究所

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テーマ : ベトナム    ジャンル : 海外情報


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プロフィール

tnaru

Author:tnaru
30代 男
ベトナム在住。ベンチャー企業で働いてます。
将来はベトナムを中心としたASEAN諸国で何かしたいと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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